こんにちは！
土曜日はお客さん２人を四天王寺と新世界に案内しました。
２人とも何回か大阪に来ているので少しディープな所が
良いかなと思って行きましたがもう全くディープ感がなくて
単なるお寺と観光地になっていてがっかりしました。
私自身四天王寺の境内に入ったのは約４０年振りで今は亡き
叔母に連れられて行ったのですがお寺に近づくにつれて
腕や脚のない傷痍軍人さん？？がアコーデオンを弾いていたり
顔や頭を布や包帯グルグル巻きにした人々が道端に座っていたり
境内の中にも同じような人々があちこちに居て子供ながらに
かなり恐かった印象があります。
どうして今もその記憶が鮮明にあるかと言うと叔母が１円玉の
いっぱい入った巾着袋を持っていて一握りぐらいの１円玉を
叔母の代わりに私が各々その人たちの前に置いてあるお茶碗？や
金たらいに恐る恐る順番に入れていったからです。その時の
ビクビク感は今も忘れることができません。
で、今回もひょっとしてまだそのような人たちがまだ居られるかな
と少しドキドキして行きましたが全く状況が変わってました。
境内には観光客がぽつぽついるぐらいで参拝客が多くて
お線香の煙ムンムンでもっと雑然としたイメージが
あったのですが単なるすっきり広いただのお寺になってました。
聖徳太子さんも依然と比べてかなり寂しいのではないでしょうか？
叔母も含めて傷痍軍人さんも包帯グルグルの人達もみんなあの世に
行ってしまったのかな？南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
かなりがっかりしながら一心寺を横目に見て新世界まで歩いたの
ですが一心寺の変わりようにもびっくりしました。遠目に
見るとお寺じゃなくてお寺風近代美術館のようでした。
お寺も変われば変わるものですね。ちなみに叔母は一心寺に
納骨されています。今度一人でゆっくり行ってみます。
新世界も変わりましたね。変わってないのは通天閣ぐらいで
もうこれでもかと言うぐらい串カツ屋ばかりでした。
高校生の時に昼から学校抜け出してドキドキしながら
３本立て５００円の映画を見たり一本３０円とか５０円の
何かよくわからないホルモンの串を齧りながら路上販売の
雑誌とか雑貨とかひやかしてた頃の雰囲気は全くありません
でした。確かに串カツ屋もあったけどおでん屋や立ち飲み屋や
色んな飲食店があったような。超安いメシ屋さんとかも
あったよな。しかもどこもおっさんばかりだけどお客さんで
いっぱいでしたけどね。
路上で寝てる人や新聞紙引いて一升瓶で酒盛りしてた人も
ゴロゴロいましたがみんなどこに行ったのか？？？
一種独特の饐えた臭いもありませんでした。
みんな新今宮の道路向こうに移動したのかな？？？
結局最後はメガドンキホーテで買い物して帰りました。
ディープな大阪はどこへ行ったのでしょうね。
今回の大阪案内は完全に失敗しました。
ハハハ。
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